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FXの現状
『魔人探偵脳噛ネウロ』(まじんたんてい のうがみネウロ)は、『週刊少年ジャンプ』2005年12号より連載中の松井優征作の漫画作品。本作のプロトタイプとして『赤マルジャンプ』2004年夏号と『週刊少年ジャンプ』2004年41号に掲載された2つの同タイトルの読切がある。
物語は、『謎』を「
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」とする魔人・脳噛ネウロが、「謎」を求めて地上=人間界を訪れるところからスタートする。この「謎」とは、人の悪意によって構成された、ネウロの栄養源となるエネルギーを守る複雑な迷路であり、これを解くことがネウロにとっての食事である。要するに謎という鍵のかかった扉を開けて食事をするわけである。人間界で目立たず生活する為に弥子を探偵役に仕立て上げ、影でその事件の「謎」を「喰べる」ことを目的とする。主人公のネウロ・弥子は共通して食に対するこだわりを持ち、本作には「グルメ」や「食事」といったテーマが底辺に流れている。
事件解決における推理は往来の探偵もののような体裁をとっているが、その実はほとんど読者にヒントを与えず、魔人であるネウロは「魔界777ツ能力(どうぐ)」という特殊能力で捜査を行えるため、かなり強引に推理が進められる。推理には重きを置かず、代わりに突出したガジェットや荒唐無稽なトリック、犯人の異常な心理と奇怪なリアクションを大きな特徴とする(作者自身も推理ものへの思い入れは薄い事を語っており、
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のジャンルは「推理物の皮を被った単純娯楽漫画」であると1巻のコメントに書いている)。作中に登場する犯人は狂気的ともいえる独自の信念=“芯”に基づいて犯罪を行っており、一般の推理漫画に登場するような、他の作中人物の同情を誘うような動機・過去はほとんど無い。
画風は挿絵画家の石原豪人の毒気と
くりっく365
を手本にし、設定面での破天荒さや構図なども作者の師匠である澤井啓夫の豪快でざっくばらんな画風を色濃く受け継いでおり、非常に奇妙で滑稽な独特の作風となっている。また、犯人をはじめ様々なキャラクターや小ネタを通して世間一般を多少過激に批判したり、実際に起きた事件や話題になった出来事を狂気的なパロディにつくりかえたりといったブラック・ユーモアもひとつの大きな特徴である。すべてのサブタイトルは漢字や数字などの一文字と、その後ろにカッコつきで書かれた読み仮名(作者オリジナルの読みも多い)とのセットになっている。
単行本400万部突破。2006年11月6日にオリジナルストーリーでのドラマCDが発売され、2007年4月25日には第2弾も発売された。また、小説版として2007年7月20日にジャンプ ジェイ ブックスより、ミステリー作家・東山彰良によるサイドストーリーが発売。
2007年度小学館漫画賞最終候補(受賞作はダイヤのA)。
謎を食糧とする突然変異種の魔人脳噛ネウロ。魔界の「謎」全てを喰らい尽くしてしまったネウロは、自らの脳髄の空腹を満たせる「究極の謎」を求め、人間界へと赴く。
人間界へと降り立ったネウロが最初に見つけた謎は、女子高生桂木弥子の父親・桂木誠一が殺された事件。警察の捜査が難航する中、ネウロは弥子に接触し協力者(奴隷人形)となり探偵を演じることを強要する。魔人の力をもって脅迫され、弥子は嫌々ながらもそれを引き受ける。前菜として近場の喫茶店で起きた事件を『魔界777ツ能力(どうぐ)』を駆使し解決し、そして桂木家の謎もあっさりと解いてしまう。
こうして真相を知り日常を取り戻した弥子だが、その後もネウロの隠れ蓑として女子高校生探偵の名を掲げさせられ「謎」を探す破目になる。多くの事件を通して次第に「謎」に満ちた奇妙な日常に慣れ、そして「ひとりきり」の歌姫アヤ・エイジアや、世界中を震撼させる凶悪犯罪者怪盗“X”など、数多くの犯罪者と接していく中で、弥子の中に犯人の心理の奥底にある想いを理解しようとする感覚が芽生えていく…。
登場人物
詳細は魔人探偵脳噛ネウロの登場人物を参照
魔界777ツ能力(まかいななひゃくななじゅうななつどうぐ)
犯行現場の捜査や犯人への制裁、時には単なる娯楽の目的でネウロが用いる数々の奇妙な道具(能力)。「ネウロ」を盛り上げる重要なアイテムである。いずれも強力な道具であるが、使用の際は魔力を消費する(尚、本編のイメージカットで消費する魔力量が数値化されている場面がある)。名前の由来は江戸川乱歩の少年探偵団シリーズに登場する少年探偵団の七つ道具、及び獣の数字(666)だと思われる。現在アニメ、ドラマCDを含め40個登場。
魔界の凝視虫(イビルフライデー)
目玉の形をした虫を大量に放出し、現場を探索させる。読みきり版でも類似の魔界能力が登場しており、そちらは「魔界の千里眼(イビルフォーカス)」。どちらも写真週刊誌である『FOCUS』と『フライデー』から命名している。
異次元の侵略者(イビルスクリプト)
体の一部もしくは全身をデータ化し、パソコンなどのモニターに直接手を入れてハッキングを行う。その強力さの前にはファイアウォール自体も無意味。しかしハッキング中は全くの無防備になる上、ハッキング中にプログラムなどに攻撃されるとそのダメージは現実世界に戻ってもフィードバックされる。HAL編途中よりデザインが変更されている。
断面への投擲(イビルジャベリン)
刃先から発せられるソナーにより通過した
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の材料を解析する。
無気力な幻灯機(イビルブラインド)
対象者の解像度を大幅に下げ、存在を極端に目立たなくさせる(レーダーにも映らなくなる)。ネウロ曰く、本来は暗殺用の能力らしい。
魔界の追尾蟲(イビルストーカー)
特定した人物を追跡させる。アンモナイトに数個の眼球や羽が付いたような形状をしている。
拷問楽器「妖謡・魔」(イビルストリンガー)
蝙蝠をモチーフとした弦のない
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の形をしている。寄生対象の痛覚神経を引きずり出して弦とし、それを弾いて激痛を味わわせる。漢字表記はチェリストのヨーヨー・マに由来する。
卑焼け線照射器(イビルロウビーム)
対象者の網膜に、無数の目から見られている映像を焼き付ける。
毒入り消毒液(イビルキャンセラー)
この液を被った者は周りから見えなくなるが、視覚しか消せない為、足音や話し声などで気付かれる可能性がある。同類として無気力な幻灯機があるが、持続時間が長い為、追跡行動に向いている道具。
孔雀色の絵の具(イビルコクーン)
背中に一塗りするだけで癒し(卑し)ムードに包まれる。
目潰し目薬(イビルドロップ)
目に注して瞬きをすると破壊光線を発射できる
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。実際には使用していない。
ジャンプアルティメットスターズでネウロ/弥子のガード崩し攻撃になっている。
生まない女王様(イビルバジャー)
とても偏食な魔界の虫。胃に寄生し、特定の食べ物だけを求めるよう脳に働きかける。デザインは女性器と乳房を模したもの。アニメ版では使用しない。
単行本5巻のおまけによると「生まない女王様」は誤植で、本来は「産まない女王蟻」であったのだが、今さら直せない為、「生まない女王様」が正式名称となったとの事。
追尾蟲の追尾蟲(イビルステッカー)
魔界の追尾蟲に対応した受信機。対象者が近くに居ると反応が強くなってステッカーを張った部分が立つ。間違っても中指の腹に貼ってはいけない。
虚栄の兜(イビルフルフェイス)
ただの煙幕。
泥の指輪(イビルディバーシー)
魔力が込められた髪飾り型の魔界電池で、ネウロとあかねちゃんが使用している。これを付けた事によりあかねちゃんの活動時間や髪の色は思いのままとなる。この能力で一時的に弥子とあかねちゃんが合体し「弥かねちゃん」となる。ただし、長時間合体状態でいると徐々に髪と土台の力関係が逆転し、最終的には2人の人格が入れ替わってしまう。またネウロの場合、普段身に着けることでほんの僅かずつだが魔力を回復させ、緊急時には噛み砕き(おそらく穴を開ける)事で蓄えられた魔力を一気に補充する(ただし「泥の指輪」自体が失われる為、その後の魔力回復は鈍くなる)緊急用道具としての使い方をする。ネウロが使用している物とあかねちゃんが使用している物は色が違う(ネウロの物は黄色で、あかねちゃんの物は人肉色(地上で言うピンク色))。
禁断の退屈(イビルステーション)
ネウロが魔界から持ってきたゲーム機。化け物だらけの魔界の様子を再現できる。名前はプレイステーションのパロディ。ジャンルは恋愛シミュレーション。
地獄の地獄耳(イビルバタフライ)
蝶の様な形をした、魔界の盗聴器。親機を対象の部屋の壁に設置し、子機を耳につければ拾った会話を囁いてくれる。しかし子機は時折くしゃみと共に針が飛び出すので耳につけている間は常に警戒しなければならない。
伐採前歯(イビルチェーンソー)
自らの手をチェーンソーの様に変化させる。原作では名称はなかったがアニメ化の際につけられた。
理性の媚薬(イビルアンプル)
飲むと脳内の伝達物質の回転速度が2倍になる液体。